北欧から響くアフロ・ファンクを聴け!
Listen to the Afro-funk that echoes from Scandinavia!
Mosambique / Big City Moves / 2019
Keyboards – Ivan Blomqvist
Saxophone – Lauritz Lyster Skeidsvoll
Trumpet – Lyder Øvreås Røed
Bass – Kristian B. Jacobsen
Drums – Henrik Lødøen
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
さて、きょうまでファンクでいきますよ!
ちょっとビックリですよ。
グループ名もド直球、“ モザンビーク ” 。
しかも、スウェーデン出身キーボード奏者イヴァン・ブロンクヴィストが、
ノルウェーのレーベルからリリースしたのが、これ。
中味を聴くと、もろアフロ・ファンク。
もちろん、北欧らしさ、オリジナリティもたっぷり。
リーダー、イヴァン・ブロンクヴィストのシンセを中心に、
透明感あるいは浮遊感あるファンク。
泥臭さ、汗臭くない。クールでかっこいい。
北欧のクラブ事情はよく知らないけど、
UKクラブ・ジャズにも通じるものを感じる(まあ、UKクラブも知らんけど)。
キーボードにサックス、トランペット、ベース、ドラムというクインテットながら、
ちょっと聴いたことないサウンドとグルーヴで押しまくる。
(メンバー名が、読めないヒト多しで紹介なし、ブロンクヴィスト以外はノルウェー出身)
やはりブロンクヴィストが、リードして楽曲を形作っていて、
シンセの使い方が非凡なアフロ・ファンクを構築している。
いつまでもカラダをビートにまかせていたいような陶酔感は、
ドラマーのヘンリク・ローデンの力量に負うところも大きい。
6曲目、タイトルも “ Fela ” 。
アフロ・ビートの創始者に捧げられた曲も秀逸。
クールでホット。
都会的で現代的なアフロ・ファンク。
北欧からの新たな風。