あのマルティーノが帰って来た!2001年、ブルーノートに残したソウル・ジャズ傑作ライヴ!
Martino is back! The Soul Jazz masterpiece live at Blue Note in 2001!
Pat Martino / Live at Yoshi’s / 2001
Guitar – Pat Martino
Drums – Billy Hart
Organ – Joey DeFrancesco
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
≪ レジェンダリー・シリーズ ≫ パット・マルティーノの巻、No.008は、2001年のブルーノート移籍第3弾 。
リリース当時、このアルバムに歓喜したマルティーノ・ファン、ソウル・ジャズ・ファンは多かったのではなかろうか。まさしく「帰って来たウルトラマン」状態のマルティーノだ。
まず、メンバーがマルティーノに
ドラムのビリー・ハート、
オルガンのジョーイ・デフランセスコという構成。
ベース・レスながらソウル・ジャズとしては正統なトリオ構成とも言えし、
病に倒れる前のマルティーノが最も得意としたスタイルだ。
それに加え、
ビリー・ハートは、名作 “Exit” でも共演の名手だし、
ジョーイ・デフランセスコは当時30歳、ジャック・マクダフ直系のオルガニストとしてひときは頭角を現した存在という申し分ないメンツでのライヴ・アルバム。
のっけからマイルスの名演で知られる “Oleo” で飛ばす飛ばす。
マルティーノとデフランセスコの16分音符の応酬にクラクラ。
デフランセスコが、マクダフに捧げた “Mac Touch”、
途中、渋めのブルースを挟みながら、
マルティーノ初期の代表曲 “El Hombre” 、
“Blue In Green” など盛り上げる。
初期の名作ライヴ「LIVE!」に勝るとも劣らない出来の、ご機嫌アルバム。