UK Jazz

Phronesis / Alive / 2010年
フロネシス / アライヴ / No,2249

ドラムにマーク・ジュリアナ参戦。
“ フロネシス ” は、超
ハードエッジな硬派ピアノ・トリオ
さてリニューアルしてサイト名を “ Jazz Dogs! ” としたけど、サブタイトルには “ 現代ジャズをほっつき歩け ” と書いた。

これはもちろん、ブレイディみかこの著書 “ ワイルドサイドをほっつき歩け ” からのパクリだ、スミマセン。

それは、この本に感動したからではなく(近いうち読みます)、ブログを休止中の1週間、なぜだかUKジャズばかりを聴いていて、ふとサブタイトル設定の時この言葉が出てきてしまったからだ。

今日紹介するのは、そんなUK勢からピアノ・トリオ “ フロネシス ” のアルバム3枚目。

77年生まれコペンハーゲンのベーシスト、ジャスパー・ホイビーがリーダーをつとめ英国を中心に現在ヨーロッパで活躍。本来のメンバー構成ではドラムスは80年ノルウェー生まれのアントン・イガー。ピアノは81年英国生まれのサキソフォン奏者でもある天才肌のマルチ奏者のアイヴォ・ニーム。英国ジャズの精鋭が集まりピアノトリオの最前線を行き、e.s.t (Esbjörn Svensson Trio)以降、最も想像力豊かでエキサイティングなピアノトリオと称される。

このアルバムにはドラムにオイラの大好きなマーク・ジュリアナが参加している。(マーク・ジュリアナは沢山紹介してきたけど、こちら ↓)

https://www.jazzdogs.bar/entry/2019-02-15-avishaicohen
https://www.jazzdogs.bar/entry/2019-05-28-bradmehldau

どういう経緯でか分からないけど、フロネシスのこのアルバムだけマーク・ジュリアナが全曲参戦している。聴き逃せない。

アルバムの内容は、いたって硬派なピアノトリオ。

クラブサウンドの影響の大きいUKジャズとの共演ということで、マーク・ジュリアナのプレイもビート・ミュージックのようなものを想像しがちだけど、むしろアヴィシャイ・コーエン・トリオに近いスタイルだ。

おまけにベーシストがリーダーで、その存在感が大きいこともあり、そういう意味でもアヴィシャイ・コーエン・トリオに近い気がする。

3人のインタープレイが凄まじく、いやインタープレイというか真剣勝負というか、ライブ音源だけど演奏終わるまで観客も固唾を呑んで見守っていて、終了と同時にフーと吐息とともに声援が入る感じ。

聴き応え十分。

Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆
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Bass, Music By, Producer – Jasper Høiby
Piano – Ivo Neame
Drums – Mark Guiliana






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