UKクラブミュージックとジャズが生みだした最高到達点「Real Time」!
“Real Time” is the highest achievement created by UK club music and jazz!
Richard Spaven | ‘Spin’
Richard Spaven / Real Time / 2018年
リチャード・スペイヴン / リアル・タイム
Drums,Producer – Richard Spaven
Bass – Robin Mullarkey
Guitar – Stuart McCallum
Keyboards – Oli Rockberger
Vocals – Jordan Rakei
現代ジャズドラマー列伝 ≪ リチャード・スペイヴンの巻 ≫ 第3弾!
イマイチなのは、もっさりしたジャケットだけ。
より進化したスペイヴン。
こころもち激しさがあるというか、
より実験的なアルバム。
そういう意味では、前作の方がコンフォート。
心ないしかドラムの音が、
変な言い方だけど生っぽい(ずっと生だけどね)。
シズル感があるというかライブっぽさがあって生々しい。
あっ、それが “ Real Time ” なのか ?! 違うか。
それに、楽曲ごとのコンセプトというか、
ストーリーみたいなものが色濃く感じられるようになった。
前作までは幽玄というか、
無のなかにリズムだけが淡々と流れる気持ちよさがあったけど、
より、リアルなストーリーが構築されている。
ジャズであろうとダブステップであろうと、
ドラムンベースであろうと、エレクトロであろうと。
はたまたネオ・ソウルであろうとオルタナティブ・ロックであろうと、
現代の音楽シーンど真ん中の音は、これ。
重低音、多彩な音色の多層構造、浮遊感あるいは無調性感。
ダークよりのうねりアンビエント、
そして何より現代的なタイトでトリッキーなビート。
ループ感と生の、ギリギリのエッジを駆け抜ける感じ。
それが、 “ Real Time ” 。
Richard Spaven – Rescue
Richard Spaven / リチャード・スペイヴン
– 1974年、ロンドン生まれ –
イギリス・ロンドン出身のジャズドラマー。
ジョシュア・レッドマン、ヘロニウス・ファン・フリースウィク、ロバート・ミッチェル、クリス・ポッター、そしてグレゴリー・ポーターなど、多くの著名なミュージシャンたちと共演し、その特異な演奏スタイルと才能が高く評価されてる。
そのドラミングは、完璧に計算され構築され高密度。従来のダウンビートを避けシンコペーションとグリッチを多用、オンビートとオフビートを自在に操る多種多彩ぶりで、限りなく切れのいいサウンドでビートを牽引する。
まさしく、UKクラブ・ジャズ・シーンを象徴する存在として絶大な人気を誇る。