ドイツを拠点に活躍するサックス奏者ロマン・オット、カート・ローゼンウィンケルとの共演2作目。
Roman Ott / If You Lived Here You’d Be Home By Now
Alto Saxophone, Composed By, Producer – Roman Ott
Bass – Lars Gühlcke
Drums – Peter Gall
Guitar – Kurt Rosenwinkel
Piano – Manuel Schmiedel
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆
Ambient / アンビエント度 ☆
Relaxing / まったり度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
きょうも、カート・ローゼンウィンケル参加作品を。
ドイツを拠点に活躍するアルト・サックス奏者ロマン・オット2014年の作品。
ジャケットが、なんだかおもしろいね。
映画「第9地区」のようなSFチック。
タイトルの意味は “ 住めば都 ” 的な意味らしいので、まあそれも「第9地区」のようでもある。
全体に流れるサウンドは、けっこうオーソドックスな4ビートジャズ、コンテンポラリーなんだけど、カート・ローゼンウィンケルが弾いていると、なにかSF的な感じ、フューチャー・ジャズ(?)な響きに聴こえるから不思議だ。
全体通してミディアム・テンポが多く、ガツーンと来る曲も欲しくはなるが、どの曲でもカートの素晴らしいプレイが堪能できて満足感いっぱいの、ええ湯加減アルバムだ。
カート自身のアルバムでの張り詰めたテンションのものとはひと味違った余裕というか、伸びのあるプレイというか、アルバムまるごと素晴らしい出来。
主役のロマン・オットのサックスも頑張っててカートとの相性もバッチしだ。