明るく楽しいメロディと、変化に富んだ曲調、爽やかなキレと一糸乱れぬアンサンブル、現代的センスとテクニックに裏打ちされた完璧なエンターテイメント!
The melodies are bright and fun, the tunes are varied, the ensemble is fresh and crisp.It’s a perfect entertainment, backed by a fresh, crisp, seamless ensemble ensemble, modern sense and technique!
The YAYennings Quartet / Scott Ave / 2019
Trumpet – Jay Jennings
Saxophone – Bob Reynolds
Drums – Jose Perez
Bass – Ross Schodek
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Swinging / スイング度 ☆☆☆
Danceable / ダンサブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
水曜日、きょうはおもしろいグループを紹介するよ。
「ザ・ワイェニングス・カルテット」というか正確な読み方分からない。
Youtube動画で自分たちのことをアナウンスするシーンがチラッとあるけど、
「ジ・イェイェニングス・カルテット」とも聴こえる。
リーダー(ジャケット画像の人)の名が、Jay Jennings / ジェイ・ジェニングスなんで、
JをYに換えた遊びなのかな、知ってる人いたら教えてください。
このカルテットは、あのスーパーグループ Snarky PuppyをルーツとするLAベースのバンドらしい。
トランペットのジェイ・ジェニングスとテナーサックスのボブ・レイノルズは、2016年のスナーキー・パピーのレコーディングで一緒になり、そこでチェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、ジェリー・マリガンなどから影響を受けた西海岸初期のビバップに情熱を持っていることで意気投合したのだそう。
やがて、2017年にLAに移り、このアルバムを制作。
あと2人のメンバーは、ドラムのホセ・ペレスと、ベースのロス・ショーデックだ。
サウンドは、もうバリバリのビバップ。
しかも、西海岸ジャズらしくドライで明るく、元気いっぱいだ。
どこか懐かしく、ビバップはおろかスイングの時代にさかのぼってベニーグッドマン楽団さえも思い起こさせるような、やさしく甘い音色とメロディが心地いい。
もちろん、スナーキー・パピーの2人だからテクニックは申し分なし。
ただ古いスタイルの模倣ではなく、変化を大きく伴った複雑なメロディー、超トリッキーなリズムで飽きさせない。
明るく楽しいメロディと、変化に富んだ曲調、
爽やかなキレと跳ねるブラシワーク、一糸乱れぬアンサンブル、
現代的センスとテクニックに裏打ちされた完璧なエンターテイメント。
ぜひYoutubeでライブの模様をご覧あれ。
スーツをビシッと着こなして、やる気も演出もノリノリだ。
そう、きっと彼らは、オーディエンスをジャズで踊らせようとしてるに違いない。
みんな、これ聴いてちょっと躍ってみると楽しいよ。