Pianist and Keyboard player's albums

Tigran Hamasyan / Red Hail / 2009
ティグラン・ハマシアン / レッド・ヘイル / No.4114

若きティグラン・ハマシアンがその才能を遺憾なく発揮した傑作、死角なし。
A masterpiece in which the young Tigran Hamasyan shows his talent without regret, with no dead spots.

Tigran Hamasyan / Red Hail / 2009

Piano, Electric Piano, Keyboards, Synthesizer – Tigran Hamasyan
Bass – Sam Minaie
Drums – Nate Wood
Guitar – Charles Altura (Tracks: 3, 7, 11)
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Bassoon, Melodica – Ben Wendel
Voice – Areni Agbabian
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

火曜日紹介したティグラン・ハマシアンをもう1枚。
こちらは、いつのまにかサブスク解禁になっていたティグラン・ハマシアンの初期3rdアルバム、うれしい。

メンバーは、ベースにサム・ミナイエ。
サックスのベン・ウェンデル。
ドラムのネイト・ウッド。
ボーカルのアレニ・アグバビアンとおなじみのメンバーが名を連ね、
(というかこの時点で顔合わせ的アルバム)
ギターのチャールズ・アルトゥラが3曲加わるというメンバー。

お得意のアルメリア民族調のフレーズとプログレッシヴ・ロックのミックス。
それらでのけぞらせておいて、
キラキラときらめくようなピアノの高速連打でハートを鷲づかみ。
哀愁あふれる美しいメロディでノックダウン。

めくるめく変拍子とポリリズムの嵐。
胸をかきむしるハーモニーのストリーム・アタック。

メンバー全員言うことなし、
とくにネイト・ウッド好きのオイラにとっては、たまんないのが5曲目。
ベン・ウェンデルもいつになく熱い。
若きギタリスト、チャールズ・アルトゥラも11曲目で火を噴いてる。
全編通してチック・コリアに通じるものがある。

若きティグランが才能を遺憾なく発揮した傑作、死角なし。
いやいや、ほんと未公開音源バンバンサブスク解禁しちゃって欲しい。

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