天才キット・ダウネスのエレクトロ・ジャズ・ユニット、トロイカ!
Genius Kit Downes’ electro-jazz unit, Troyka!
Troyka / 2009
Organ – Kit Downes
Drums – Joshua Blackmore
Guitar, Loops – Chris Montague
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
さて、今週はロックな感じで続いてるけど、きょうは、もう凄いよ。
ロックというか、グランジというか、エレクトロというか、
フリーというか、アヴァンギャルドというか、音響派というか、
環境音楽というか、ノイズというかパンクというか……つまり、ジャズ。
“ Troyka ” は、現代のECMレーベルの旗手、
ピアノ・トリオ、オルガン・トリオで知られるキット・ダウネスのユニット。
オルガンというかシンセというか電子音バリバリのキーボード、
プラス ドラム&ギターの変則トリオだ。
ハッキリ言って表現の意図するところは、まるで分からないのだけど、
時折おとずれる妙な陶酔感が気持ちいい。
キット・ダウネスは、ピアノも弾くけど、オルガンも弾く。
しかも、そのオルガンが普通のR&Bなオルガンではなく、
教会ホールなどにあるパイプ・オルガンのようなものから、
このアルバムで使ってるようなフリーキーなサウンドまで。
その振り幅の大きさこそが、彼の天才たる所以かもしれない。