楽しさ、躍動感、オールスター感あり、まさしくビッグ・バンド・サウンド!
A truly big band sound with a fun, vibrant and all-star feel!
Ulysses Owens Jr. Big Band / Soul Conversations / 2021年
ユリシーズ・オーウェンズ・ジュニア・ビッグ・バンド / ソウル・カンヴァセーションズ
Drums, Produced By – Ulysses Owens Jr.
Alto Saxophone – Alexa Tarantino, Erena Terakubo
Baritone Saxophone – Andrew Gutauskas
Bass – Yasushi Nakamura
Bass Trombone – Wyatt Forhan
Piano – Takeshi Ohbayashi
Tenor Saxophone – Daniel Dickinson, Diego Rivera
Trombone – Eric Miller, Gina Benalcazar, Michael Dease
Trumpet – Benny Benack III, Giveton Gelin, Summer Camargo, Walter Cano
Vocals – Charles Turner III
Guest, Vibraphone – Stefon Harris
きょうは、
現代ジャズドラマー列伝《 ユリシーズ・オーウェンズJr.の巻 》にもどって第9段。
ついにユリシーズ・オーウェンズJr.が、ビッグ・バンドを率いて登場。
なんだか師匠であるクリスチャン・マクブライドのあとを追っているのか?!
まあ、編曲とかしてないしライヴ収録みたいだから、
師匠に「おまえ、やってみろ!」と企画を託されたのかもしれない。
ともあれ、比較的若いメンバーが中心で溌剌としたプレイが気持ちのいいアルバム。
なんといっても “New Century Jazz Quintet” でタッグを組むリズム隊である
ベースの中村恭士、ピアノの大林武司が脇を固めているのも嬉しいし、
ソリストとしてアルトサックスの寺久保エレナが参加しているのもなによりだ。
そのほか、
アルトでアレクサ・タランティーノ、
バリトンサックスのアンドリュー・グタウスカス、
バストロンボーンのワイヤット・フォーハン。
テナーサックスでは、ダニエル・ディキンソンとディエゴ・リベラ。
トロンボーンのエリック・ミラー、ジーナ・ベナルカザル、マイケル・ディーズ。
トランペッターのベニー・ベナックIII、ギブトン・ジェリン、
サマー・カマーゴ、ウォルター・カノー。
ヴォーカリストのチャールズ・ターナーIII、
スペシャルゲストでヴィブラフォンのステフォン・ハリスという布陣。
総勢19名、豪華オール・スター的楽しさに溢れてる。
なっと言ってもこれぞビッグ・バンド・サウンドといった編曲で、
躍動感と迫力とスリルに満ちている。
勢いあるソロが、目まぐるしく交代して楽しい。
今後継続するものなのか、
1回限りの企画ものなのかはわからないけど、
オーウェンズJr.が、大人の階段(?!)を1段上がったことは確かだ。
↓ご機嫌なライヴ映像も見つかったんで楽しんで!