月曜日・新シリーズ!
「ジャズって何から聴けばいいですか?」と問われること多し。
「ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」と答えたいのはやまやまだけど、このブログのコンセプトに従って2000年以降のアルバムという縛りで、わかりやすさ、かっこよさ、親しみやすさを第一に毎週1枚あげていきたい。
題して “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ ”
(なんで試験やねん)よろしく!
試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.014
Pat Metheny / Trio → Live / 2000年
パット・メセニー / トリオ→ライヴ / No.3133
ギター・トリオの最高峰、パット・メセニーの2000年の大傑作!
Pat Metheny / Trio → Live / 2000年
Electric Guitar, Acoustic Guitar, Guitar [Synth, 42 String, 12 String Fretless] – Pat Metheny
Bass – Larry Grenadier
Drums – Bill Stewart
Composed By – Jerome Kern (tracks: 1-7), John Coltrane (tracks: 1-3), Lyle Mays (tracks: 2-1), Pat Metheny (tracks: 1-1, 1-2, 1-4 to 1-6, 2-1 to 2-6)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
先日ギタリスト、ジョン・スコフィールド・トリオのライヴを取り上げたけど、
それに勝とも劣らないアルバムということで、このメセニーのアルバムのこと思いだした。
なんせ、どちらもドラムがビル・スチュワートだし!
パット・メセニーの魅力についていまさら語る必要ないかもだけど、やはりその卓越したメロディ・センス、歌心があげられる。
特にジャズ・ギターの魅力というのは伝わりにくい。
オイラも若い頃は、普通のジャズ・ギター聴いても眠たくなるだけだった。
いまでも、
マイク・スターンのような派手目の音に惹かれる。
しかしながら、やはりパット・メセニーだけは音色、フレーズそのすべてにおいて別格の存在だ。
ジャズというカテゴリーを超えて愛されるものを持っている。
他のギタリストとは、語彙が違う、いや文法が違うというか、違う言語を使っているかのような差違がある。
分かりやすいのに予測不可能、ジャズしてるのにジャズじゃないみたいな。
入門編として、これほど入りやすい人もいないかもしれない。
誰も拒まず、うるさ方まですべての人を納得させる力量。
ああ〜目の前で演奏する様を1度は拝みたい。
観たいではなく拝みたい(神か!)。