Will Vinson, Gilad Hekselman, Antonio Sanchez / Trio Grande
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
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Saxophone, Electric Piano – Will Vinson
Guitar – Gilad Hekselman
Drums – Antonio Sanchez
UK×イスラエル×メキシコの多国籍軍変則トリオ!
Trio Grande という名前もつけてやる気満々。
先々週アントニオ・サンチェス繋がりで来てたのにグラミー賞関連にいって忘れてた。これ紹介しないとね。
↓このアルバムで既に紹介済みだったけど、
この時は、ウィル・ヴィンソン名義だった。
こんどは、3人名義でバンド名を “ Trio Grande ” としてのリリース。
もともとライブでの感触がよくて結成したバンドだったらしいけど、音楽的な手応え、可能性を感じているんだろう。
前作では、ベース・レスの変則ゆえギターのギラッド・ヘクセルマンに負担がかかってて、ギター・プレイがちょっともの足りなかった。
今作では、ウィル・ヴィンソンがエレピでベースラインを弾いたりして随分助けてる。おかげでヘクセルマンはのびのびとプレイ。
あくまで3人なのは、空間の自由度を優先しているのかな。
けっこう曲調も明るく、3人が肩ひじはらずに楽しく演ってる感じが伝わってくる。楽曲はほとんどオリジナルで、3人のチームワークもあがっている感じ。
なんつってもアントニオ・サンチェスのドラミングは、いつだって目が離せない。対するヴィンソン&ヘクセルマン2人の実力も申し分なし、て言うか今まで以上に吹っ切れたプレイで応えてる。
3人が3人とも確固としたキャリアの持ち主だからこそ、こんな緻密かつ華麗なアンサンブル、センスと驚きに満ちた演奏が可能になるのだろう。
いいユニットだな〜、ますます今後が楽しみ。