さらにピアノ・トリオとしての魅力がアップしたヤニフ・タウベンハウスのセカンド。
Yaniv Taubenhouse’s second album, which further enhances their appeal as a piano trio.
Yaniv Taubenhouse / Moments in Trio, Vol.1 / 2015
Piano – Yaniv Taubenhouse
Drums – Jerad Lippi
Bass – Rick Rosato
Composed By – Burton Lane (Tracks: 10), Rick Rosato (Tracks: 6), Yaniv Taubenhouse (Tracks: 1 to 5, 6 to 9)
Producer – Yaniv Taubenhouse
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
きのうに引き続きヤニフ・タウベンハウスを紹介。
今日のアルバムは、2015年のセカンド・アルバム。
アーカンソーからNYに移住し、New School for Jazz and Contemporary Musicに入学し、このアルバムを完成。
ジャケットからして、NYへ来たぞ!的な。
また、あくまでピアノ・トリオにこだわるも、アーカンソーのミュージシャンとは別れ、
新たなメンバー、ベースのリック・ロザートと
ドラムのジェラッド・リッピを迎えている。
全10 曲、9曲のオリジナルとスタンダードが1曲。
どれもすばらしく、前作同様流麗でメロディックなジャズを繰り広げてる。
特に、今回から自身のトリオを組んだという喜び、
楽しさみたいなものも伝わってきて、さらにいい空気だ。
もちろん、リック・ロザートとジェラッド・リッピの存在感が、
前作のリズム隊より明らかに大きくなっていて、
音楽的にも深みを増している。
やさしくまとめすぎでは!と思っていると、
突然ギアを入れて加速して若さを見せたりと楽しませる。
クラシカルな雰囲気、ヨーロピアンな空気を持ちながらも、
2人とのインタープレイの応酬が、心が踊る。
色彩豊かなアレンジ、美しくも単調に陥らないフレーズの幅、
3人の魅力が溢れるアンサンブル。
いや〜いいピアノトリオ。