怒濤の音の連打を浴びる快感、理屈抜きで絶句!
The pleasure of being bombarded with a barrage of sound, exclaiming without reason.
きのうは、 “ ロックの魂を持つジャズ ” The Bad Plus だったけど、
ジャパンのジャズでロックと言えば、このZEK Trioだろう。
なんせレッド・ツェッペリンだけを演奏すると謳っているのだから分かりやすい。
ZEK!は、もちろんZepと絶句のかけ言葉。
メンバーは、いずれも日本を代表するメンツ。
ピアノが清水くるみ、ベースの米木康志、そしてドラムは本田珠也だ。
ライブを観たことあるけど、文句なしに楽しい。
「くるみさんと米木さんが元々備えている骨太の日本ジャズにボンゾ( ジョン・ボーナム)好きの僕が原料で、フリー・ジャズとグルーヴとクラシックと民族音楽のテイストをミキサーで粉々に砕いてぶち撒けた感じです。コール&レスポンス、静謐と爆発、ストップ&ゴー、気持ちよいグルーヴもあればおもちゃ箱をひっくり返したような混沌もあり、レッド・ゼッペリン( ハプニング性も含め) を土台に、音楽的な要素の原点をあますことなく聴かせるユニット。」本田珠也ライナーノーツより
ということだ。もっとも分かりやすい解説。
そして、その通りのサウンド。
全国のジャズ・ライヴ・スポットでも人気のプログラムなのではないだろうか。
アルバムは2枚出ているが、なぜだかSpotifyには音源がないのが残念だ。
理屈抜きで、怒濤の音の連打を浴びる快感。
また聴きに行きたいライブ・バンド。